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収入減でも家計がラクになる貯蓄術 貯金は「夫婦の会話」で9割決まる 横山光昭
家計も夫婦仲も、今よりも見違えてよくなる!
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収入減でも家計がラクになる貯蓄術 貯金は「夫婦の会話」で9割決まる!
夫婦の会話が貯金のカギ!家計を見直す第一歩
お金の悩みは、多くの夫婦にとって共通の課題です。収入が減ったり、支出が増えたりすると、貯蓄が思うようにできずに不安を感じることもあるでしょう。横山光昭さんの著書『収入減でも家計がラクになる貯蓄術 貯金は「夫婦の会話」で9割決まる』は、そんな夫婦に向けて、無理なくお金を貯めるための具体的な方法を提案しています。
本書の最大のポイントは、「貯金は夫婦の会話で決まる」という考え方です。貯蓄ができるかどうかは、節約術や投資の知識だけではなく、夫婦のコミュニケーションが大きく影響しているのです。円満な夫婦も、そうでない夫婦も、よりよい家計を築くために、まずは会話を増やすことが重要です。
夫婦の会話が貯蓄を左右する理由
では、なぜ夫婦の会話が貯蓄に影響を与えるのでしょうか?
●価値観の共有ができる
夫婦といえども、お金の価値観は異なることが多いです。一方が「貯金を優先したい」と考えていても、もう一方が「今を楽しむためにお金を使いたい」と考えていると、家計管理がうまくいかなくなります。まずはお互いの価値観を知り、どのようにお金を管理するのがベストかを話し合うことが大切です。
●無駄な支出を防げる
家計の現状を共有しないまま過ごすと、「何にどれくらい使っているのか」が見えなくなり、知らぬ間に無駄な支出が増えてしまいます。夫婦で定期的にお金について話し合うことで、「本当に必要な支出か?」を見直すきっかけになります。
●お互いのストレスが減る
家計について話し合わずにいると、一方だけが負担を感じたり、不満を溜め込んだりしてしまいます。しかし、オープンに話し合うことで「お金の管理を一緒にやっている」という意識が生まれ、精神的な負担も軽減されます。
本書で学べる具体的な貯蓄術
横山光昭さんの本では、「NISA」や「iDeCo」だけではない夫婦で実践できる具体的な貯蓄術が紹介されています。その中でも特に役立つ3つのポイントをご紹介します。
1)「お金の使い道リスト」を作る
夫婦で「お金をどこに使いたいか」をリストアップし、優先順位をつけることで、ムダ遣いを防ぎながら効率的にお金を管理できます。「教育費」「旅行」「将来のための貯蓄」など、それぞれの価値観を反映させながら話し合うことがポイントです。
2)「使うお金」と「貯めるお金」を分ける
収入が減ったときでも、無理なく貯蓄を続けるために、毎月一定額を「先取り貯蓄」する仕組みを作ることが勧められています。たとえば、給料が入ったらすぐに貯蓄用口座に振り分けておくことで、使いすぎを防げます。
3)「お金のルール」を夫婦で決める
例えば「月の娯楽費は◯万円まで」「クレジットカードはなるべく使わない」など、ルールを決めることで無駄遣いを防げます。また、定期的にルールを見直し、家計の状況に合わせて調整することも大切です。
夫婦で話し合いながら、無理なく貯蓄を続けよう
貯金は単なる「お金を貯める行為」ではなく、夫婦の価値観をすり合わせ、将来を一緒に考えるプロセスでもあります。本書を読むことで、夫婦の会話を増やし、よりよい家計管理の方法を見つけることができます。
円満な夫婦関係を築いている人は、さらにお金の使い方を最適化するヒントを得られるでしょう。一方で、現在夫婦の関係に悩んでいる人も、お金の話をきっかけにコミュニケーションを深めることができるかもしれません。
夫婦で家計について話し合うことは、貯蓄だけでなく、関係性をより良くするための大切なステップです。この本を参考にしながら、ぜひ実践してみてください。
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収入減でも家計がラクになる貯蓄術 貯金は「夫婦の会話」で9割決まる!