
榎原依那2nd写真集『I am Ina』レビュー|夏×冬の二面性と圧巻の存在感
2024年10月に1st写真集を発売し即重版。さらに2025年2月にはFRIDAY40周年記念「グラデミー賞」大賞を獲得するなど、まさに“グラビア界の超新星”として大躍進を続けている榎原依那さん。その待望の2nd写真集『I am Ina』がついに登場しました。
1年半足らずで主要雑誌の表紙を飾り続け、新世代グラビアの象徴として注目される彼女。今回の作品は、大型本のみでの発売という点も象徴的で、“作品そのものの強さ”に絶対の自信がある一冊だと感じました。
「1st写真集では表現しきれなかった“さらなる境地”を追求したい」と本人が語るように、現場で積極的にアイデアを出しながら作り上げたという本作。読み応えと表現力が凝縮され、まるで長編映画のような感覚を味わうことができます。
夏のフィジー|爽やかな王道グラビアの魅力
写真集の前半は、「世界最高のビーチ」と呼ばれるフィジーの海で撮影されたカット。
大自然の中で風を感じながら笑顔で弾ける榎原依那さんの姿は、まさに王道グラビアの真骨頂です。
背景の透明度の高い海、優しい日差し、夏の空気感が、彼女の爽やかさを最大限に引き立てています。
ページをめくるたびに広がる開放感と躍動感。気持ちの良い波音が聞こえてきそうで、見ている側まで心が軽くなるような鮮やかな夏を感じられます。
前作では見られなかった、より自然体でリラックスした表情が多い点も本作の大きな魅力だと感じました。
「素のままの榎原依那」を写すというテーマがしっかり伝わってきます。
冬のシドニー|洗練された大人の色気と表現力
フィジー編とは対照的に、後半は冬のオーストラリア・シドニーで撮影。
大都市の夜景や建築物を背景に、洗練されたスタイリッシュな世界観が広がります。
ここでは、彼女の表現力の進化が強く感じられました。
静かなまなざし、凛とした姿勢、大胆さの中に漂う品のある色香。まさに“20代ラスト”にふさわしい成熟した雰囲気です。
さらに自身初となるTバックランジェリーでのカットや、大胆なヌーディーショットにも挑戦。丸みのあるヒップラインが美しい造形として描かれ、過去最大露出といっても下品さは一切なく、芸術性の高い構図が印象的でした。
本人コメントの「キラーカットも自信ある」という言葉が裏付けられる完成度で、大人の魅力を存分に解放した作品です。
初回限定特典と大型本としての価値
初回出荷限定特典として、メイキングムービー付きフォトカード(3種ランダム)が封入予定と発表されています。制作の裏側を見られる特典は、ファンにとって非常に嬉しいポイントです。
また、本作は 大型本のみの展開。
写真の迫力、紙面の密度、余白の美しさ、どれをとっても“作品としての格”が感じられる仕様です。棚に並べた時にも存在感が際立ち、保存用としても非常に価値の高い一冊になります。
「読んだ」というより「体験した」という言葉がふさわしい作品。夏と冬、少女のあどけなさと大人の色香、静と動、すべての対比が鮮やかに響き合い、最後のページを閉じた瞬間に余韻が残ります。
総評:
榎原依那の魅力を“幅”で見せつける、圧巻の表現力と存在感が詰まった2nd写真集。ファンはもちろん、写真集の芸術性を求める方にも強く推奨できる完成度です。
気になる方は、売り切れ前にぜひチェックを。
























