11月3日は明治天皇の誕生日！日本を近代化へ導いた偉大なる存在に感謝を込めて
出典：内田九一 - http://www.robundo.com/robundo/notesontypography/?tag=内田九一, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=124425631による
11月3日は、明治天皇の誕生日。私はこの日が来るたびに、日本の礎を築かれた明治天皇に深い感謝と尊敬の念を抱かずにはいられません。明治という時代を、激動のなかで未来へと導かれたその存在は、まさに日本の「光」そのものでした。
11月3日は明治天皇の誕生日。日本を近代化へ導いた明治天皇の偉大さを、感謝と敬愛を込めて語ります。
なぜ明治天皇をこれほどまでに敬愛するのか。
それは、明治天皇が単に「天皇」という立場で国を治めた方ではなく、日本という国が世界に立ち向かう覚悟を示した「時代の象徴」であり、「精神の支柱」でもあったからです。徳川幕府から明治政府へ。封建から近代国家へ。かつて世界の大国たちが植民地化の波を押し寄せる中、日本は明治天皇のもとで自らの手で国を変えました。これは奇跡に近いことです。
明治天皇は西洋文明を柔軟に受け入れながらも、日本の伝統と心を決して失わなかった。そのバランス感覚は、今の時代のリーダーたちにも見習ってほしいと本気で思います。「富国強兵」「殖産興業」「学問のすすめ」——これらの流れが国民に広まり、やがて日本は列強の仲間入りを果たしました。しかし、忘れてはならないのは、その根底に「天皇の意志」があったということです。
明治天皇の生涯には数えきれないほどの改革が刻まれています。
明治維新以後、教育制度の整備、憲法の制定、議会の設立、そして日清・日露戦争など、日本が一つの国家としての形を確立するまでのあらゆる出来事の背後に、明治天皇の存在がありました。
特に私が胸を打たれるのは、「五箇条の御誓文」です。明治天皇が若干16歳のときに掲げられたその誓いは、まさに未来への羅針盤でした。
「広く会議を興し、万機公論に決すべし」
この一文に込められた想いは、今読んでも新鮮で、民主主義の原点を見るようです。権力を一手に握るのではなく、民の声を聴こうとする若き天皇の姿勢——これこそが「国を想う本物のリーダー」だと感じます。
また、明治天皇はそのご生涯で全国各地を巡幸されました。人々の暮らしに直接触れ、農民や兵士の声を聞かれたことも多かったといいます。単なる象徴ではなく、国民とともに歩もうとする姿勢。私はここに、人間としての温かさと責任感を感じずにはいられません。
そして何よりも感動するのが、明治天皇の詠まれた御製（ぎょせい）です。心のこもった歌が多く残され、その中には国を想う深い愛情が込められています。
「世の中の うつりかはるを 思ひつつ 心をかたに おきてこそ見れ」
この和歌に表れているように、変わりゆく世の中を見つめながらも、心だけはぶれない。その強さと静けさに、私はいつも胸を打たれます。明治の激動期を乗り越えるには、この「揺るがぬ心」が必要だったのでしょう。
現在の私たちはスマホを片手に、世界とリアルタイムでつながる時代を生きています。しかしその礎を築いたのは、明治という時代があったからこそ。明治天皇が世界と向き合い、近代化の扉を開いたからこそ、今の日本の豊かさや自由があるのだと思うのです。
私は毎年11月3日になると、自然と背筋が伸びます。「明治天皇、ありがとうございます」と心の中で手を合わせる。文化の日として過ごす人も多いですが、私にとっては「日本の夜明けを導いた偉大な日」です。
11月3日——それは明治天皇が生まれた日
11月3日——、日本が新しい時代へと歩み出した象徴の日です。明治天皇の誕生日を思うと、胸の奥に「自分もこの国の一員として恥じない生き方をしたい」という想いが込み上げてきます。
明治天皇は単なる歴史上の人物ではありません。日本の魂を照らし続ける永遠の灯です。その光は今も、私たちの心の中に生きています。
だからこそ、11月3日は単なる祝日ではなく、「日本を愛し、日本を信じる日」として、静かに感謝を捧げたいと思います。
明治天皇、あなたがいてくださったおかげで、今の私たちがあります。 ありがとうございます。そして、これからもずっと日本を見守っていてください。
明治天皇が最も頼りにした山階宮晃親王
